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大乱歩展 [本]

先日電車の中吊りで「大乱歩展」の広告を見た。子供の頃、江戸川乱歩の推理小説はよく読んだので興味があり機会があれば行ってみたいと思っていた。怪人二十面相や明智小五郎は多くの人が知っているだろう。
そしてついに今日実現。寒い中横浜まで行った価値は十分にあった。彼の経歴や作品、若き日の動画なんかも上映されており1時間以上も見入ってしまった。
彼は日本初のミステリー作家だったこと。明智小五郎の初登場はなんと大正時代だったことなど初めて知った事実もあった。
江戸川乱歩の作品をまた読んでみたくなった[本]

http://www.kanabun.or.jp/te0162.html
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「繋がれた明日」 [本]

「あの夏のことは忘れられない。挑発され、怒りに駆られてナイフを握った。そして一人の命を奪ってしまった。少年刑務所から仮釈放された中道隆太。彼は人間味溢れる保護司に見守られ、不器用ながらも新たな道を歩みだしていた。その矢先殺人の罪を告発するビラが撒かれた。誰が?何のために?真相を求め隆太は孤独なたびを始める・・・」

罪を犯した人間の更正は大変なものだろう。周りに理解者がいて、本人が前向きに進む気持ちになってようやく実現される。しかし前科者に偏見を持つ人が多いのもまた事実だ。身近に前科者がいたら僕はその人とどう対応するだろうか?
この作品でわかったのが保護司の仕事。ほとんどボランティアで更正を見守る。自分が将来年取ったらこんな仕事もいいかもしれない。
人間一人では生きていけない。周りの人の助けがあってこそ生きていける。ラストシーンは泣かずにいられなかった[もうやだ~(悲しい顔)]

「繋がれた明日」真保裕一 新潮文庫

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「悪夢のエレベーター」 [本]

BPbookCoverImage.jpg「悪夢のエレベーター」木下半田/幻冬社文庫

後頭部の強烈な痛みで目を覚ますと、緊急停止したエレベーターに、ヤクザ・おかま・自殺願望の女と閉じ込められていた。浮気相手の部屋から出てきたばかりなのに大ピンチ。精神的に追い詰められた密室でついに事件が起こる。意外な黒幕は・・・。

この作品は3章から成り立ってる。1章・2章は同じ場面であるが主人公が違う。主人公が違うと同じ場面でも全く違う視野で見られ面白い。そして3章では全てが明らかに。そして意外な関係が発覚する。殺人事件がおこりながらも笑いありの傑作コメディサスペンスだ。
来月には舞台化が決定しておりこっちも気になる。


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